川沿いの狭小敷地に建つ鉄骨住宅。 水面に反射する西日が眩しく夏季はかなり高温になる敷地条件であるため、外断熱、Low-eガラスだけでは日差しを遮ることが難しく、簀戸の設置による遮光を考えました。 限られた面積しかないため、南北の隣地側は壁面を全て収納スペースとし、東西の道路側と川側のみを開口部としています。 水面で冷やされた風が西から東へ通り抜け、下階から上層階へ繋がる階段の吹抜けによる重力換気の効果により、真夏でもエアコンに頼らない室内環境を得ることができました。